とりあえず 投魂2009に解説が出ていますので 読んで見てください。 今回、知っていることも多々ありますが 今後の展開もありますので (赤、青などの次のモデルへのフィードバック) そのアタリは、割愛させて頂きます。 今回のニューロッド 投魂2009では 投げロッドに求められる 5つの理想の条件とは!と書いていますが マスタライズキスで一番こだわった部分は ズバリ!”感度”です。 ダイワのテスター陣が このロッドの感度は最高!と言っても ダイワ側の人間の言っていることだから! で済まされてしまう可能性があります。 そこで、昨年の鮎のカタログにも出ていますが 竿に、センサーを取り付けての 実際の波形を取って 実際に感度がいい! というデータも この投げカタログには出ております |
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まずは、このロッドの企画担当者 この方が、どういう方向性で 竿を仕上げていくか? と言うのが一番の所でして テスター陣の意見を 汲み上げてフィードバックしていくのが うまくいかないといいロッドが出来ない訳で 良い物は市場で受け入れられる というふうに、最終的には 結果が伴います ダイワのトーナメントキャスターから続く ヒット作連発の背景には まずは、この方ありきです 実質、第一テスターですね |
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次は、この方 赤から続くヒット作には 設計者も忘れては行けません フィールドテストに参加させて頂いて思うのは とにかく、カンががいい!というのか こちらの思うことを一つ言うと すぐに、設計にフィードバックして頂ける 今回も、感度、穂先のブレの押さえ込み と言う部分に関しては この方のアイデアが あってこそだったと思います |
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高橋テスター、松尾テスターが F-1で言うところのレギュラードライバーなら その裏方として開発に関わる テストドライバー的な立場の私としては まあ、いろいろと 今回のロッドに関しても テストを通して知っているわけでして 今回は、皆さんより先行して ロッドを開発初期より触らせて頂いているので 少しばかり、解説も兼ねて 紹介させて頂きます |
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投げ竿の 感度がいい!とはどういう事でしょうか? 今回、比較として 感度がいい!と言われる他社製のロッドも 使い込んで比較させて頂きました ダイワの従来のトップモデルの赤と 某メーカーのロッド アタリの出るときの ロッドの響き方が違います 某メーカーの感度がいい!といわれるロッドは 音色が高く、赤は低い 高い=感度がいい 低い=鈍い これが正解なのでしょうか? |
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昨年、鮎のカタログに出ていたので 鮎もされる方は見たかもしれませんが 例として、鮎の穂先の 波形データですが アップしておきます 実際に、ロッドにセンサーを取り付けて 鮎竿においては 実際に波形を取って 感度の出方がどうなるか?というのを 調べておりました 実際に、これを投げ竿でやって 違いが出るのか? まずは、やってみよう! ということでやったところ 違いが出ました! そこで、何をやれば 感度がアップするのか? という部分に関しては 素材の見直し (より、レジン量の少ないカーボンを使った方が 感度が上がるのではないか?) 設計の見直し (どこの部分で感度の減衰が発生しているのか?) など開発チームのおかげで ほぼ、方向性は見えてきました (今後のダイワの発売されていく ロッドにもフィードバックされていきます) |
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北陸の海岸となると こんなかんじで 浜も、貸し切り状態なのです。 関東だと、平日でもそれなりに人が居て しかも、高橋名人ともなると 知っている方が多いのでなかなかやりづらい! ということもあって フィールドテストは北陸で! ということも多々ありました。 高橋テスターとは、そんな訳で 一緒にテストに参加させて頂きました 数も、関東より釣れますしね! |
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これで、約300匹ですね 型もソコソコです 5時間程度でこれだけ釣っちゃうと 感度が... というテストも 出来なくて! ということもありました (ちなみに、私のクーラーの中身です 1人で300匹です) |
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今年のモデル ノーマルモデルとHタイプの2種類がございます 普段33号使っているから ちょっと硬めの!と 33Hと単純にチョイスするのは やめておいた方がいいかと思います Hモデルは、+1号ではなく 限りなく上位号数に近い硬さの #2を持ったロッドとなっています 35号モデルに関しては Hスペックが無いかわりに 35Hと言うくらいまで ロッドパワーを上げてありますので そのアタリ覚悟の上でお選びください |
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今回使用した3Dクロスですが コンペと同じ物ではありません 適材適所というように マスタライズに合せた物をチョイスした訳ですが このロッド1本に使用する3Dクロスの材料費で (最外周に巻きつける分だけで) スカイキャスター1本生産する 材料費超えてしまう! と、開発チームから聞きました ロッドの価格が高い!と思われるでしょうが 最高の素材で、出来る限りの アイデアを盛り込んで 仕上がっているのが マスタライズキスです |
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Hモデルとノーマルモデルの違いですが 今回は左の写真に出ていますが 元竿にもこだわっています 遡れば、トーナメントキャスターの 開発時になります。 これ以上硬くしないでくれ!という私の意見 それに対して、茨城のトップキャスターの 方の意見は、同じロッドでありながら 弱すぎる!というまるっきり別の意見が出ました ロッドの曲がりを体感しながら振りたい人間と ロッドの振り応えで ロッドパワーを感じる人間では 元竿の剛性感の違いが ロッドに関する振り応えの感じ方となって現れると わかったわけです |
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カタログスペックだけだと Hモデルは、従来のトーナメントキャスター や、他社同号数モデルなどと 比較すると重量は重くなっていますが それは、この元竿部分の剛性アップによる物で 実際には、元竿が重量増となっているので 手にした感じは、重くなった! とは感じないかと思います 元竿部分の重要性 特に、リールシート部分から #2との継ぎ目部分までの 元竿の剛性感の違いで 竿の振り応え感が違ってくるのです |
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今回、ノーマルモデルとHモデル #2がロッドパワーの違いだとしたら 元竿は、振り応え感の違い ですので、ノーマルモデルを買って 使い込んでくると、もう少し硬いの!と 思われたときは 追加でハードスペックの#2の買って差し替え また、これ以上硬くはしたくないけど 振り応えが欲しい!と思えば 元竿をハードスペックに変更 なんて、2本買わずとも パーツの追加で対応することも出来ます (ノーマルと、ハード買って、 知人同士で交換という手もあります) |
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マスタライズキスですが トーナメントキャスターなどに比べて カタログスペックの元径はほぼ同じですが 元径というのは、本当に下の部分の太さで リールシート部分の太さに関しては 今回は、もっと太くなっております ある程度のテーパーがあった方が 持ち重り感がないということと グワンと鞭のようにしなって反発するような トーナメントキャスターなどと比べて もっとロッドの剛性感などがでるように ハイテーパー設計となっています (といっても、他社競合ロッドより細くなっています) |
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今後、試投会などで 実際に振る機会も出てくるかと思いますが ノーマルモデルを振って 元竿の曲がり感をしっかり感じられるくらいなら Hモデルをチョイスするのもいいかもしれませんし 個人的には、フィールドテストの際に 27号Hモデルで、トップガン30号で めいいっぱい振り抜いても しっかりロッドが付いてきてくれて 27号でこれだけ振れるなら 普段使いには充分! とも、思ってしまうほどでした。 (競合他社のDX+との比較で、 やりすぎ!と思わず言ってしまいました) |
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27号Hモデルも #2にパワーを秘めた、面白い竿ですが 穂先は、所詮、27号ノーマルが基準ですので (同じ穂先) いきなり振ってしまうと (穂先だけで振ってしまうと) 穂先の柔らかさが気になるかもしれません このあたりの柔らかさの中に パワーを秘めたロッドをしっかり振れる方こそ 上級者かもしれません |
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開発開始時 基準となるロッドは、 33号で開発をスタートしましたが 30号も、普段使いで面白いロッドに 仕上がっております より#2にパワーのある (33号に近いロッドパワーを持っています) 30号Hモデルも面白い! ちなみに、企画担当者 クーラー満タンで もう魚入らん!と押し込んでおります |
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テストで一緒にいたのに写真取り忘れましたが 開発チームのもう1名 素材担当の方が この、新型3Dクロスの採用を 提案されてた訳ですが (投魂2009に写真出ていますので見てください) この素材、ロッドに使うのは世界初ということで 最後最後まで、苦労したというのが事実です まあ、設計の見直しも多々あり 約10年、私もダイワの投げ竿開発で お付き合いさせて頂いておりますが これだけ、開発に時間を割いたロッドはありません そのあたりも、最高の投げ竿を世に送り出したい! という投げ開発チームの 意気込みの表れでもあります |
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試投会だけでは、感度という部分は わかっては頂けないのですが 今回のロッド、ダイワとしては 現状、最高の感度を持ったロッドを 世に送り出したと (客観的なデータをきっちりと取った上で) テスター陣含めて思っております。 何号のロッドをチョイスしようかと 迷われるかもしれません Hモデルが売れ線?とは思っておりますが ノーマルモデルも、パーツの追加で楽しめる 可能性があると考えると、 なかなか面白いかと思います |
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同号数なら 穂先は、共通 #2は、ロッドパワーの違い 元竿は、振り応えの違い というように差を与えてあります ハードスペックだけれども より曲がりを体感しながら振りたい! と思えば、ノーマルモデルの元竿と交換してみる 硬すぎて、扱いきれないと思えば ノーマルモデルの#2に交換するなど ノーマル、ハードスペック 各節に互換性を持たせたてある! というのはこういうことなのです |
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今回のロッドとは関係ありませんが この方が名機Z45の設計者であります さて、ロッドの調子が気になるところでしょうが トーナメントキャスターが発売された頃は 某白竿もまだ、二代目の前モデル ダイワの竿は、穂先が柔らかくて砂紋が引けん! と、よくお叱りを受けた事もありました。 が、今回、比較のために三代目の白竿を 使わせて頂いたところ穂先が柔らかい! それに対して、マスタライズキスですが 穂先のブレを収束させる為に 3Dクロスで締め上げたわけですが これのおかげもあって、背骨が1本通ったような 張りのある穂先となっています |
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調子に関しては、 トーナメントキャスターの胴にグワンと掛かってくる 胴調子ではなく、曲げ混むほどに しっかり感のある、調子になっております 実は、今更ながら、比較のために、 ハテラスも引っ張り出したこともありました が、現状の超高弾性素材と比較すると ハテラスは、甘さが感じられ ハテラスほどのハイテーパーではありませんが 今回のロッドは、トーナメントキャスターよりも ハテラスの方が!というような方にも 受け入れられるかと思います。 ダイワでは投げ竿はあるけどキス竿は無い! と言う方も居たようですが 今回のロッドは、ダイワからの返答です |
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HSモデルに関しては、 Sモデルの間を埋めるものでは無く Sモデルと、HSモデルで味付けを変えてあります 節の互換性による差し替えの件に関しましては あくまでも、フィールドテストを通して 知っているので、皆さんに紹介いたしましたが メーカーが推奨しているわけではありません #2を差し替えたら、どんな調子になりますか? なんてことは、メーカーに問い合わせても 答えてはくれないかと思いますので そのアタリは、裏技を紹介したとでも 思って下さい 色に関しても、カタログだけでは わかりづらい色ですが 光の加減でいろんな色に見える 不思議なピンク色です ぜひ、一度実物見てみて下さい |
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